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当院は紀南地域に根ざした医療を提供し、地域の方々の生活を支える役割を担っております。
リハビリテーション科においても、リハビリテーションを通じて関わるすべての方が安心して自宅や職場へ復帰し、地域で生活していただけるように日々取り組んでおります。
また、人材育成が重要と考え、教育、研究にも力を入れております。教育においては新入職者や学生へ手厚く指導し、研究においては動作を詳細に分析した症例研究と基礎研究を積極的に行っております。
出身地
田辺市
52%
和歌山県
(田辺市除く)
40%
近畿圏内
(和歌山県除く)
19%
近畿以外
8%
疾患別リハビリテーションの内訳
運動器疾患
52%
廃用症候群
40%
脳血管疾患
8%
運動器疾患
人工関節(下肢)
41%
骨盤・下肢骨折
17%
圧迫骨折、
LSCSなど
14%
人工関節(上肢)
8%
その他
20%
廃用症候群
誤嚥性肺炎
25%
心不全
20%
糖尿病
9%
脳梗塞
7%
その他
39%
脳血管疾患
脳出血
37%
脳梗塞
37%
急性硬膜下血種
13%
頚髄損傷
13%
理学療法とは、様々な病気や障害によって、基本動作(寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行など)が困難になった患者様に対し、治療体操やその他運動を行なわせ、また物理的手段を加えることをいいます。
当院の特徴は、患者様ができない基本動作を明確にし、その動作を詳細に観察・分析することです。そうすることで、患者様一人ひとりの問題点を特定し、機能障害を適切な時期に治すことが可能となります。
また、この動作分析能力を向上させるため、患者様の問題となる基本動作を撮影し、スタッフが経験年数に関係なく意見を出し合い、自己研鑽に努めています。
作業療法の「作業」とは、日常生活で行なうあらゆることが含まれます。具体的には食事や排泄だけでなく、趣味の手芸、畑作業、仕事、お参りや地域活動など、人のすべての活動です。
当院の特徴は、カナダ作業遂行測定(COPM)や作業選択意思決定支援ソフト(Paper版ADOC)を活用し、患者様の心身機能の状態、価値観、生活歴や環境を考慮しながら、患者様一人ひとりにとって何が大切な作業なのかを一緒に考え、作業療法の目標を設定しています。
また、目標達成に向けて、心身機能面だけでなく環境面も含め、その人らしく作業ができるよう支援を行なっています。
脳血管疾患などの病気、長期の寝たきり生活、加齢などにより、話す能力や食べる能力が低下することがあります。言語聴覚療法では、話す・聴いて理解する・読む・書くなどのコミュニケーション練習や、口から安全に食べるための噛む・飲み込む練習を行ないます。
当院の特徴は、一般的な言語聴覚療法だけでなく、災害時に備えた口腔ケアや嚥下食の検討も行なっています。具体的には、災害発生時に言語聴覚士として行なえる内容のマニュアル化や、必要物品の選定を進めています。
また、嚥下障害のある患者様に対し、安全に言語聴覚療法が行なうため、レントゲン透視装置を用いて嚥下機能を評価しています。
● 多職種合同のカンファレンスの開催
回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床では多職種で初回カンファレンスや中間カンファレンスを積極的に行い、早期から各患者様に適したゴールの設定とゴールの見直しを行っています。
また退院に向けた退院前カンファレンスを行い、患者様、家族様の意向を踏まえながら、必要であれば住宅改修や介護保険を利用したサービスなどの提案をし、安心して地域で生活ができるよう取り組んでいます。
● 家屋調査の実施
家屋調査を実施することで、退院後の在宅の環境を把握し、福祉用具の利用や住宅改修の必要性などについてご本人様、ご家族様と相談し、安心して在宅に復帰できるように取り組んでいます。
● リハビリ見学の実施
リハビリ見学では、退院後に必要な能力を共有し、現状の能力を確認した上で、どういう能力がまだ必要かなどをご家族様やケアマネジャーに見てもらうことでイメージを持ってもらいやすくするため、積極的に行っています。
● 在宅復帰率の向上
在宅復帰率とは、病院から退院した人がどれだけ自宅、またはそれに準じる施設に移ったかを示す割合のことを指します。
施設基準
回復期リハビリテーション病棟 70%以上 地域包括ケア病床 72.5%
当院
回復期リハビリテーション病棟 79.7% 地域包括ケア病床 82.4%